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○EU首脳会議 温室ガス削減の途上国支援額 合意できず

 欧州連合(EU)はブリッセルで二回目の会合を開き、途上国に対する温室効果ガス削減のための支援額で合意することができないまま、閉幕した。
採択された議長総括は、途上国の排出削減には2013年から20年までに毎年1千億ユーロ(約13兆4500億円)が必要で、そのうち国際社会は500億ユーロを負担する必要があるとした試算を了承したが、EUの具体的な拠出額については先送りにした。
(総合版、エコビジネス版 43号)

○キリマンジャロの氷 20年後には消失

 米オハイオ大学の研究チームが調査した結果、アフリカのキリマンジャロの山頂を覆う氷河の85%が2007年までの95年間に消失したことが判明した。
温暖化の影響が及んでいると見られるが、このままの状態が続くと10〜20年の間にはキリマンジャロの氷河はなくなるだろうと研究チームは指摘している。
(総合版、エコビジネス版 43号)

○トキ放鳥1ヶ月 群れ確認、繁殖に期待

 環境省が新潟県佐渡市で二回目の放鳥をしてから10月29日で1ヶ月が経過する。19羽のうち(雄8羽、雌11羽)3羽は行方不明だが、昨年の9月に放鳥された2羽と合流して最大9羽で行動したりと群れを形成していることが確認され、ペアになったつがいが繁殖する可能性が大きくなっている。
(総合版 43号)

○09年版レッドリスト発表 絶滅危惧種363種に増加

 国際自然連合(IUCN)は、生息状況がわかっている約4万8千種の生物のうち、絶滅が危惧されるのは前年より363種増え、約36%に当たる1万7291種にのぼったと発表した。
IUCNによると、絶滅危惧種が多いのは分析対象の7割に及んだ植物のほか、淡水魚(37%)、両生類(30%)、貝などの軟体動物(45%)。いずれも森林消失や、水質汚染、狩猟が原因と見られている。
(総合版、水質汚染と水処理版 43号)

○政府、太陽光発電や風力発電の全量買取を検討

 政府は、太陽光や風力などの自然エネルギーで発電した電力の全量を電力会社が買い取る制度の実施に向け、検討を始める。 経済産業省は来年3月をめどに制度案をまとめる。
新たに検討するのは、買い取り対象を風力や水力、地熱などにも広げる上、発電量のすべてを買い取る仕組み。一方で、買い取り量や発電の種類が増えると電力安定供給のためのシステムの構築に新たな設備投資が必要になり、電力利用者の負担増の懸念もある。
(総合版、エコビジネス版 43号)

○水俣病検診 受診者の93%に症状

 水俣病患者の実態を把握するため、民間の医師らが熊本、鹿児島両県で9月に行った「住民健康調査」の結果が発表された。受診者のうちデータ集計を許諾した974人の93%にあたる904人が「水俣病か水俣病の疑い」と診断された。受診者の9割は、水俣病の検診を受けたのは初めて。そのほとんどに症状が認められたということは、まだ受診していない潜在的な患者が相当数いるということが推定される。
(総合版、水質汚染と水処理版 43号)

○奥入瀬渓流 紅葉シーズンのマイカー規制実施

 青森県にある奥入瀬渓流で、今年も紅葉シーズンとなる10月31日と11月1日、マイカー規制を実施した。ETC割引が導入された今年は、多くの環境客が訪れるものと予想している。
奥入瀬渓流の環境保全や渋滞緩和を目的に2003年から導入されたこの制度は、渓流沿いの約10キロ区間が大型車やオートバイを除いて自家用車は通行できない。
(総合版、水質汚染と水処理版 43号)


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最終更新日:2009/11/11