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○温暖化で海水が酸性化 貝やプランクトン減少

 海洋開発機構は、地球温暖化で北極海の海水の炭酸イオン量が減少、プランクトンや貝の殻の主成分である炭酸カルシウムの生成を阻害する水準にまで達しているとの調査結果をまとめ、米科学誌サイエンスに発表した。
真水に近い海氷の融解水が大量に流入、海水が薄まっているのが原因という。プランクトンや貝が減少すれば、それを餌にする魚なども被害を受けるので、生態系のバランスが崩れる恐れがあると指摘する。
(総合版、水質汚染と水処理版 46号)

○埼玉県 CO2削減で社会実験

 埼玉県は、深夜の消灯や残業時間の短縮などの取り組みで、二酸化炭素(CO2)の排出量を推定で2.6%削減できたと発表した。
実験は、今年6〜7月、熊谷、草加両駅前の二地区で83店舗と83事業所の協力を得て、二週間にわたり行った。期間中に、午後10時以降の不要な照明の消灯。残業時間を短縮し、午後10時までに短縮した結果、店舗で1.95、事業所で7.0%削減できた。
(総合版、エコビジネス版 46号)

○2008年 世界の温室ガス濃度過去最高を記録

 世界気象機関(WMO)は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)やメタンなどの2008年の世界平均濃度が、過去最高値を記録したと発表した。
産業革命前と比べCO2の濃度は38%、メタンは157%、一酸化二窒素は19%それぞれ増加した。近年増加傾向が頭打ちになっていたメタンが07年に続き高い増加量になったが、原因は不明。
(総合版、エコビジネス版 46号)

○放流コイ 生態系に脅威

 身近な池や川で目にするコイが地域固有の生態系を脅かしている。研究者は、人の手で国内のほかの地域から入ってくる生物を「国内外来種」として問題視するが、禁止する法律はない。愛知県や滋賀県などが条例で規制しようとしている。
これまで子供の教育や河川をきれいにする運動の象徴として各地で放流されてきたが、地域の生き物に悪影響を与える可能性を視野に入れる必要がある。
(総合版、水質汚染と水処理版 46号)

○洗剤の危険性を表示 国連の世界共通マークで

 日本石鹸洗剤工業会など3団体は、石鹸や洗剤製品などに含まれる化学物質の危険性や有害性をわかりやすくする新表示を2011年1月から導入する。対象は家庭での使用頻度の高い食器用洗剤、衣料用の漂白剤、トイレ用洗浄剤から始め、順次拡大する。
新表示には、国連が定めた世界共通のマーク。日用品に導入するのは世界初のケース。
(総合版、エコビジネス版 46号)

○熊野沖フェリー横転事故で、大量のプラスチック粒

 熊野沖でフェリー「ありあけ」が横転した事故で、積荷が流出し、大量のプラスチック粒が流出し、砂浜に漂着したり海底に沈んだりしていることがわかった。
プラスチック粒は、プラスチック容器の原料で、直径約5ミリ。その他にも車の断熱材と見られるスポンジなどもあるという。船体を撤去するには一ヶ月以上かかると見られている。
(総合版、水質汚染と水処理版 46号)


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最終更新日:2009/12/02