メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2003年03月17日

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○環境省、移入種被害に対策

 環境省は28日、中央環境審議会に設置した小委員会の初会合で、海外や国内の他地域からの移入種(外来種)問題の具体策を検討した。
具体策は、(1)予防(2)定着防止(3)封じ込めの三段階。生態系保護の観点から新法制定を視野に検討する。
(総合版 10号)

○厚生労働省、水道水の水質検査見直し

 厚生労働省は、水道水の水質検査の方法と、対象項目を全面的に見直す方針を固めた。現在の検査方法は全国一律だが、水道事業者の判断で検査を省略できるようにする。
さらに、水質基準でも有害物質のホルムアルデヒドなど13項目を追加。一部を対象から除外し、計50項目とする。
(総合版、水質汚染と水処理版 10号)

○東海村臨界事故、元JCO所長らに有罪判決

 茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェイ・シー・オー」(JCO)東海事業所で99年に起きた国内初の臨界事故で、業務上過失致死の罪に問われた同事業所幹部ら6人と、法人としてのJCOの計7被告に対する判決が水戸地裁で言い渡された。
安全管理のずさんな体制を指摘、断罪したが、全員が執行猶予となった。焦点となっていた国の安全管理に対する責任については、踏み込まなかった。
(総合版 10号)

○キノコ菌でダイオキシン分解、産官学連携グループ開発

 神戸製鋼所、静岡大学、東京都林業試験場のの産官学研究グループは、キノコ菌と剪定枝を組み合わせた資材で、土壌中のダイオキシンを分解する土壌上か技術を開発した。キノコの「コウヤクタケ」の菌を使用するのが特徴。
2003年度以降は、東京都東村山市の廃棄物処理施設で浄化試験を行い、実用化に向けた技術確立を図る。
(総合版、ゴミとリサイクル版、エコビジネス版 10号)

○環境省、有害化学物質にランキング

 環境省は、有害化学物質の対策の優先順位をランキングするシステムを構築する。物質ごとの国内排出量と有害性データを突き合わせ、対策の優先順位を決める。
対象となる化学物質は、3月から施行されるPRTR法(特定化学物質排出量管理促進法)が管理を義務づける354物質。
(総合版、エコビジネス版 10号)

○奥入瀬、マイカー規制試行

 十和田湖町の奥入瀬渓流沿いの国道102号で9月、マイカーの交通規制が試行される。
規制区間は、奥入瀬渓流に沿って走る国道102号の惣辺―子ノ口間の10キロ。実施期間は9月第二土、日曜日。
奥入瀬は、環境省も厳しい自然保護策をとっているが、観光シーズンには多数の観光客がマイカーで訪れ、排気ガスによる周辺の環境破壊が問題となっている。
(総合版 10号)

○3月下旬、東電の電力供給初の余力ゼロ

 東京電力の原発不正問題により、3月下旬に停止原発が17基のうち16基が停止する。そのため、どれだけ供給余力があるかを示す「電力供給予備率」が0%になることが明らかになった。
東京電力は、緊急時には東北電力など他電力会社から供給を受けたり、試運転段階の火力発電所の電力を活用するなどの対策を取っているため、今すぐ停電する事態ではないが、4月に入ると17基すべての原発が停止する事態になると、予備率はマイナスとなる。
(総合版、エコビジネス版 10号)

○日本アパレル産業協会、アパレル製品のリサイクル開始

 縫製品メーカーの事業団体である日本アパレル産業協会(東京都江東区、馬場彰会長)が、アパレル製品のリサイクル事業に乗り出した。
リサイクル基準に合った製品に「エコメート」マークを認定、また素材メーカー、流通業界と共同で古着の回収システムを構築する。
(ゴミとリサイクル版、エコビジネス版 10号)

○埼玉の射撃場で鉛弾禁止、国体クレー射撃開催微妙

 埼玉県は3日、環境に配慮して県営長瀞射撃場(同県長瀞町)での鉛弾使用禁止を決定。同射撃場は2004年埼玉国体のクレー射撃の会場となっているが、この決定で同競技の開催が微妙になってきた。
長瀞の射撃場では2001年、周辺の沢水から高濃度の鉛が検出されており、汚染源と見られる射撃場から鉛散弾約400トンを回収している。
(総合版、水質汚染と水処理版 10号)


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最終更新日:2003/03/17