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○南極上空のオゾンホール、過去最小

 気象庁は20日、オゾン層が破壊されて、南極上空に出来るオゾンホールの規模が過去10年で最小となる可能性があると発表した。ホールは1970年代末ごろから観測されはじめ、87年以降ほぼ毎年、2000万平方キロ以上の大規模なものが出現している。
オゾン層破壊物質であるフロンガスの規制効果が表れはじめた可能性があるとして、同庁は分析をする方針。
(総合版、エコビジネス版 37号)

○神奈川県、ディーゼル規制条例成立

 排ガス対策が基準に満たないディーゼル車の運行を規制する神奈川県の改正生活環境保全条例が24日、可決、成立した。来年の10月1日から施行する。ただし、施行から半年間は周知のため、命令や罰則適用を猶予する。
(総合版、エコビジネス版 37号)

○東電のトラブル隠し、隠ぺいさらに8件判明

 東京電力の原発トラブル隠しで、これまでに判明している29件以外に、原発8基に8件に隠ぺいがあったことが20日判明した。いずれも炉心の冷却水が通る再循環系配管の溶接部分にあったひび割れの兆候。
経済産業省原子力安全・保安院は、電気事業法に基づく技術基準的適合義務や報告義務の違反がないか調査する。
(総合版 37号)

○中部、東北電力も機器損傷のトラブル隠し

 原発のトラブル隠しの問題で、中部電力(本社・名古屋市)、東北電力(本社・仙台市)でも機器の損傷が隠ぺいされていたことが20日判明した。トラブル隠しがあったのは中電では、浜岡原発1号機、3号機の再循環系配管の溶接部分。東北電力では、女川原発1号機の再循環系配管のひび割れの兆候だった。
(総合版 37号)

○女川原発1号機のひび、炉心隔壁67ヶ所

 東北電力は23日、定期検査中の女川原発1号機(宮城県女川、牡鹿町、沸騰水型軽水炉)で、原子炉圧力容器内の炉心隔壁(シュラウド)の溶接部分に67ヶ所のひびを確認したと発表した。
東北電力は今後、超音波検査を行い、ひずみの深さなどを詳細に調査し、運転への影響などを検討する。
(総合版 37号)

○厚生省に新組織、食の安全を確保

 厚生労働省は20日、食品の安全確保に向けた体制強化のため、現行の医薬局を「医薬食品局(仮称)」に、その中の組織である食品保健部を「食品安全部(仮称)」に改組し、食薬健康影響対策官や食品リスク情報官、輸入食品安全対策室などを新設する組織再編を総務省に要求した。定員も現在の202人から、16人増の218人を要求、来年4月1日実施の予定。
(総合版、エコビジネス版 37号)

○中央環境審議会、ゴミ適正処理でルール見直し

 中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会は、多くの市町村が収集・処分を拒んでいるゴミ(一般廃棄物)の適切な処理方法を探る。
現行の廃棄物処理法では市町村が処理計画を作成する段階で、適正処理が困難なものを指定すれば、受け入れを拒否することが出来る。自治体の中には、体温計や将棋盤の収集を拒否するところもある。
(総合版、ゴミとリサイクル版 37号)

○滋賀県、琵琶湖条例案を発表

 滋賀県は18日、琵琶湖の生態系保全や周辺の生活環境の改善を目的にした「琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」案を発表した。
外来魚問題では、琵琶湖の生態系の悪影響を与えているとして、ブラックバス・ブルーギルなどの外来魚の再放流を禁止した。ただし、違反の立証が困難なことから罰則は設けなかった。
(総合版、水質汚染と水処理版 37号)

○国内のペットボトル回収率40.1%、世界最高水準

 PETボトルリサイクル推進協議会(会長・和田国男氏=東洋製罐常務)は24日、2001年度の国内のペットボトルの回収率が5.6ポイント増えて40.1%となり、昨年に続いて世界最高水準となったと発表した。同協議会では、2004年度のボトル回収率50%以上を目指し、活動を強化する方針。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 37号)

○東京湾など、フッ素化合物の汚染深刻

 産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の山下信義研究員は19日の日本分析化学会(札幌市)で、有機フッ素化合物、パーフルオロオクタンスルホン塩酸(PFOS)による汚染が、東京湾など各地の海や湖沼で広がっていると発表した。
海水のPFOS濃度は東京湾が平均1リットル当たり26ナノグラム(ナノは10億分の一)と最も汚染がひどかった。
(総合版、水質汚染と水処理版 37号


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最終更新日:2002/10/03