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○東京電力、原発記録改ざん トラブル隠す

 東京電力が福島第一、福島第二、柏崎刈羽の三原発、13基の自主点検の記録を改ざん、ひび割れ等のトラブルを隠していたことが、経済産業省原子力安全・保安院の調査で29日、分かった。東京電力側もこの事実を認め、南直哉社長が記者会見で謝罪した。しかし、これからのエネルギー政策に大きな影響を及ぼすことは避けられない。
(総合版 34号)

○農水省、無登録農薬の総点検を指示

 農水省は30日、無登録農薬が全国規模で流通、使用されている問題で、食品安全性対策本部(本部長・遠藤武彦副大臣)を開き、全国の知事に対し、すべての農薬販売事業者を対象に、販売状況を総点検するよう指示した。無登録農薬の使用が確認できたのは30日現在、33都府県に達している。
(総合版、エコビジネス版 34号)

○岩手・青森産廃不法投棄、排出業者の9割が関東

 環境省で30日開かれた岩手、青森県境の産廃不法投棄問題の関係都県市部長会議で、廃棄物を排出した業者の9割が関東の7都県で、占められていることがあきらかになった。現在の法律では、排出業者が判明しても、違法性がない限り現状回復の費用負担を負わせることはできない。今後この点をどのようにクリアしていくかが問題になる。
(総合版、ゴミとリサイクル版 34号)

○環境・開発サミット、実施計画に全体合意

 南アフリカのヨハネスブルクで開催されている「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境・開発サミット)は2日、主要20カ国の閣僚級会議で、環境と開発の実施計画に全体合意をした。実施計画に法的拘束力はないが、各国の今後の指針となるものである。最後まで紛糾した再生可能なエネルギー普及に関しては、数値目標はなく、文書のみの合意となった。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 34号)

○ヤマハ、世界初のハイブリッド2輪車開発

 ヤマハ発動機は29日、世界初のハイブリッド式の2輪車の開発に取り組んでいることを明らかにした。開発した試作車「ハイブリッドコミューター」は、ガソリン1リットル当たり250キロ以上の燃費を実現。実用化には50cc以下のエンジンを採用する方針だが、規格に関する法規正の調整の問題が残されている。
(総合版、エコビジネス版 34号)

○東京都内で、低硫黄軽油の販売開始

 東京都内のガソリンスタンド144カ所で、2日から低硫黄軽油の販売が開始された。この軽油は、東京都が推奨する硫黄分が従来の十分の一の大気汚染の少ない軽油で、石油元売り各社が東京都の要請で、国の規制より先行販売するもの。
(総合版、エコビジネス版 34号)

○旭硝子、自動車フロントガラスのリサイクル技術開発

 旭硝子は2日、自動車のフロントガラスのリサイクル技術を開発、実用化のめどがついたことを発表した。旭硝子によると、新技術により1日当たり200トン規模ののリサイクル設備を全国10カ所に設置すると、廃車ガラスのほぼ100%をリサイクルできるという。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 34号)

○ソニー、植物原料のプラスチックを使ったウォークマン発売

 ソニーは29日、植物原料プラスチックを筐体に使用したウォークマン「WM−FM202」を11月に発売すると発表した。
新製品は、トウモロコシからとれるポリ乳酸をベースとしたプラスチックを筐体重量比の9割り以上に使用している。耐久性や耐熱性を改善、従来機と機能は変わらない。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 34号)

○奈良・王寺の井戸水汚染、県、情報を公開せず

 奈良県は、王寺町のクリーニング工場と周辺民家の井戸水から、環境基準の3800倍もの高濃度のテトラクロロエチレンを検出し、その事実を昨年の11月から把握していながらその時点で公表せず、2001年11月に民家の井戸から基準値の6.4倍の濃度を検出したときに、当該民家のみに知らせていたことが分かった。県環境管理課は「公表すべきだった、対応が不適切だった」と非を認めている。
(総合版、水質汚染と水処理版 34号)


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最終更新日:2002/09/15