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○国際捕鯨委員会、下関市で開幕

 第54回国際捕鯨委員会(IWC)年次総会が25日、山口県下関市で開幕した。加盟国40数カ国の代表、民間活動団体(NGO)などあわせて約400人が参加する。
9年ぶりの日本での開催となり、下関会合で日本は、調査捕鯨の拡大、鯨肉輸入の再開を図りたい考えで、反捕鯨国やNGOの反発は必至の情勢。総会は5月20日から5日間開かれる。
(総合版 18号)

○中部電力・浜岡原発破断、原因最終報告書発表

 中部電力は24日、同電力浜岡原発1号機で昨年11月に起きた配管破断事故と原子炉底部の水漏れ事故についての最終報告書を発表した。
報告書によると、破断の原因は金属の腐食を防ぐために注入した白金が、配管内で爆発したための事故であるとのこと。
(総合版 18号)

○厚生労働省、輸入食品の安全性に配慮 法改正検討

 厚生労働省は食品衛生法を改正し、安全性費問題のある食品の輸入を規制する方針。輸入時に日本の安全基準を満たさず、何度も繰り返し見つかった食品を輸入禁止の措置を取るなどを検討しているが、違反が何度判明したら禁止措置とするかなどの詳細を、連休明けに与党と詰めの協議に入る。
(総合版、エコビジネス版 18号)

○都健康局、家庭用防虫剤の表示に配慮を工業会に要望

 東京都健康局は、家庭用の防虫剤の表示方法について、消費者の健康に配慮した表示方法にするように、日本繊維製品防虫工業会に要望した。
家庭用防虫剤の主成分は、化学物質のパラジクロロベンゼンで、この物質は室内汚染の原因である揮発性有機化合物の一つである。都の調査では、国の室内濃度指針値を上回った家庭が64戸のうち15戸あった。
(総合版、エコビジネス版 18号)

○国土交通省、アジアにリサイクル網構築 拠点港を整備

 国土交通省は4日までに、中国など東アジア圏にリサイクル資源を輸出するための国際拠点を整備する構想をまとめた。
リサイクル物流ルートを構築し、国内で過剰気味となるリサイクル資源の輸出国への変換をはりたい考え。国際拠点なる港湾をスクラップ集積などの目的に対応できるよう、整備する方針。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 18号)

○鹿児島県、屋久島に環境税検討

 鹿児島県は世界自然遺産に登録されている屋久島の環境を保護するため、島を訪問する人に課税することを検討している。課税方法は未定だが、対象となるのは入山者と環境客。収入は遺産登録地域の保全や島全体の環境保全に使いたい考え。詳細な課税方法や使用目的は今後詰める予定。
(総合版 18号)

○諫早湾、干拓事業後5年ぶりに開門

 長崎県・国営諫早湾干拓事業と、昨年の有明海ノリ養殖不作との因果関係を検証するために農水省は24日水門を開け、調整池に海水を導入した。しかし、この日は前日からの雨で水位が高くわずか30分の開門で終了した。調査期間は2カ月だが、実際に開門して海水を導入するのは1カ月足らず。因果関係を検証するのは、無理だとの声もある。
(総合版、水質汚染と水処理版 18号)

○国土交通省、生活道路拡充 拡大路線を見直し

 国土交通省は、全国の道路網を量的拡大政策をとってきたが、政策を抜本的に見直し、渋滞緩和や生活路線の充実など既存の道路網の有効活用を図る考え。
道路特定財源も見直し、環境保全に使途を拡大して活用することも検討する。
(総合版、エコビジネス版 18号)

○佐川急便、CO2総量削減 WWFプログラムに参加

 佐川急便は、来年度から宅配集配車部門で温室効果ガスの総量削減に取り組む。世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)の「排出削減プログラム」に参加する。
2002年度を基準として、2012年度までに6%を削減目標として取り組む。WWFが成果を評価し、公表する。
(エコビジネス版 18号)

○GM、ガソリン改質燃料電池車の試走に成功

 米ゼネラル・モーターズ(GM)は1日、ガソリン改質型の燃料電池車の試走に世界で初めて成功したと発表した。ガシリン改質型は、ガソリンから取り出した水素を燃料として利用するもので、水素の供給に問題を抱える燃料電池車にとっては、実用化に向けて大きな前進要素となりうる。
(総合版、エコビジネス版 18号


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最終更新日:2002/05/15