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○核然機構、ふげん解体をCGで表示

 核燃料サイクル開発機構は11日、来年3月で運転を終了する「ふげん」の解体作業を、コンピュータグラフィックス(CG)で模擬的に行うシステムの一部を公開した。ふげんは2003年4月から10年間をかけて、廃炉にむけた準備期間に入る。
(総合版 16号)

○農水省、ダイオキシン含む農薬を回収

 農水省は12日、過去に販売された3種類の農薬が、ダイオキシン類の含有が確認されたとしてこれらの農薬の回収を指示した。これら3種類の農薬は、CNP、PCP、PCNBで1999年1月に専門家が含有を指摘してたが、農水省は、農家への注意喚起をしておらず、ほとんどが使用済みになっている。
(総合版 16号)

○環境ホルモン、合成樹脂コップから溶出

 東京健康局は、合成樹脂の使い捨てコップから環境ホルモン(内分泌撹乱物質)の一種、ノニルフェノールが溶出する事を調査でつきとめた。溶出する量は人体に影響を及ぼすほどではないが、使い捨てのため、廃棄物処理され、蓄積し、河川などの水質に排出される可能性は否定できないとして、業界を指導する。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 16号)

○除草剤のアトラジン、微量でもカエルに生殖異常

 カルフォルニア大学のタイロン・ヘイズ教授は、除草剤のアトラジンが、河川などに排出された場合、ごく微量でもカエルの性ホルモンに影響を及ぼし、雄の両性化を招く事を確認した。
アトラジンは、日本でも使用されている除草剤で、環境ホルモン(内分泌撹乱物質)作用があるとされている。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 16号)

○自動車リサイクル法案決定 日本初の前払い式

 政府は12日、自動車再資源化法案(自動車リサイクル法)を閣議決定、同日、国会に提出した。法案成立後約2年半の準備期間後、2004年末の施行を目指す。
リサイクル費用は、車購入時に納入する。一台当たりの負担額は2万円程度の見込み。新車以外は、最初の車検時に資金管理法人に支払う。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 16号)

○大阪ガス、中池見湿地での基地建設中止

 大阪ガス9日は、敦賀市樫曲の中池見湿地に計画していた液化天然ガス(LNG)基地の建設を中止すると発表した。貴重な生物が生息する湿地の保全を訴えてきた市民グループは、この決定を歓迎している。
中池見湿地は、環境省が「日本の最重要湿地500」の一つに選定している湿地。大阪ガスは今後の跡地利用については、まったくの白紙としている。
(総合版、水質汚染と水処理版 15・16号)

○7都県市、PM減少装置の開発促進を要請

 首都圏の1都3県と3政令都市で構成されている7都県市首脳会議は12日、ディーゼル車の排ガスに含まれる粒子状物質(PM)の減少装置の開発を促進するよう、自動車メーカー及び、関連の製造・販売業者に要請した。
首都圏のPM排出濃度は一向に改善されず、東京都、千葉、埼玉両県はPMの排出基準に満たないディーゼル車の走行を2003年から禁止する条例を制定している。
(総合版、エコビジネス版 16号)

○諏訪湖のリン濃度、環境基準設定後 初クリア

 水質汚染が激しく、浄化に取り組んでいた長野県の諏訪湖で、1972年度の調査開始以来初めて全リンの濃度が環境基準を下回ったことが、諏訪保健所の水質調査で判明した。
リン濃度が低くなると、アオコの発生が減少し水の透明度があがる。が、まだ一つの目標をクリアしただけで、達成出来ていない項目は多い。
(水質汚染と水処理版 16号)

○ホンダ和光工場で、シアン化合物検出

 埼玉県和光市のホンダ埼玉製作所和光工場で、土壌から環境基準の500倍を超えるシアンが検出された。県が調査した周辺井戸からは、シアンが検出されていない。いまところ、住民に対する健康への影響はないという。
ホンダは工場の外との境界近くに掘った井戸3本で浄化処理して、外部に排出するのを防いでいる。
(水質汚染と水処理版 16号)

○ロシア、原潜の解体作業中断 環境汚染の懸念

 日本が冷戦後のロシアの支援策として、ウラジオストク近郊での退役原子力潜水艦の解体作業が中断したままになっていることが13日、分かった。
交換公文の調整不調や、ロシア側の軍事データの開示拒否等を中断の理由としているが、このまま中断が長引くと、日本海への環境汚染の懸念もある。
(総合版、水質汚染と水処理版 16号)


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最終更新日:2002/04/25