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○温暖化対策推進大綱改正案、全容が明らかに

「温暖化対策推進大綱」改正案が13日、全容が明らかになった。政府は19日の地球温暖化対策推進本部(本部長・小泉純一郎首相)で正式決定する見通し。
 これによると、産業部門では90年比7%減、民生部門(家庭、オフィス)では同20%減と部門別に削減する排出量を示している。
(総合版、エコビジネス版 11号)

○大分県、新エネルギービジョン策定

 大分県は「大分県新エネルギービジョン」を策定した。ビジョンでは温室効果ガス排出の少ない、エネルギーをエコエネルギーと定義。太陽光、風力、バイオマスなどの新エネルギーを積極的に導入する。
(総合版、エコビジネス版 11号)

○電力・ガスの小売り、5年後めどに全面自由化

 電力、都市ガスの小売りが全面自由化になる見通し。政府が推進していたエネルギーの自由化論議で難色を示していた東京電力が受け入れを表明したため。約5年後をめどに全面開放される。
電力競争時代に入りコスト重視になると、新エネルギーの導入や原子力発電の新規建設などに影響する可能性がある。
(総合版、エコビジネス版 11号)

○滋賀県・信楽町の浄水場で、フェノール検出

 滋賀県・信楽町の牧浄水場内の水道水から6日、水質基準の30倍のフェノールが検出された。フェノールは防腐剤や消毒剤などの原料になる化学物質で、自然界には存在しない。水道水に混入した原因は不明。
同浄水場は地下水をくみ上げており、水道水に供給するポンプから検出された。
(総合版、水質汚染と水処理版 11号)

○環境ホルモンの蓄積量、男性は女性の倍

 東京大学医学部産科婦人科・堤治教授らの研究で、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)の一種であるビスフェノールAの体内蓄積量が、男性は女性の2倍以上である事が分かった。体内蓄積量に関して、人の性差で確認されたのは初めて。
ビスフェノールAは、プラスチック原料などに含まれ、ごく微量でも精子形成や胎児期の成長促進に影響があるという報告がある。
(総合版、エコビジネス版 11号)

○サントリー、色付きペットボトル廃止

 サントリーは4月までに一部残っていた色付きのペットボトル容器の飲料や酒類を透明のペットボトルに移行する。
容器包装リサイクル法の施行で、ペットボトルのリサイクルが推進されているが、樹脂や繊維原料として使用する場合、色付きのものは透明のものと混在すると再資源化の原料としての品質が落ちる。このため、収集する際に分別する必要が生じ、作業が煩雑化し問題になっていた。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 11号)

○大阪府立産技研など、焼却時のダイオキシンを抑制

 大阪府立産業技術総合研究所などの研究グループは、焼却時のダイオキシン発生を抑制する塩化ビニール樹脂用添加剤を開発した。この添加剤の効果は、焼却温度に左右されない。
共同研究は、産技研、立命館大学の平岡正勝教授ら、用瀬電機、住吉金属によるもの。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 11号)

○TDK、積層チップコンデンサーで鉛フリー

 TDKは11日、金属端子付きの積層チップコンデンサーとしては業界初の鉛フリーを実現した。鉛を一切使用しない環境対応商品「メガキャップ」として4月に販売を開始する。
従来不可能とされていた「金属端子とコンデンサーの接合部分に独自の鉛フリー高温はんだを適応させるという課題をクリアする事に成功した。
(エコビジネス版 11号)

○農水省、2カ月の諫早湾開放を提案

 農水省は7日、諫早湾干拓事業(長崎県)が有明海に及ぼす影響を調査するため、潮受け堤防の水門を4月から約2カ月間開放する方針を、長崎県や地元の1市8町村に伝えた。
長崎県側は、必要ないとして拒否している。
農水省は、諫早湾の2カ月間の開放のほかに、諫早湾干潟に類似する干潟での水質浄化機能などの実証調査、アリア下界全体の流動、水質変化のコンピュータ解析等の手法を組み合わせ、一年かけて干拓事業が有明海に及ぼす影響を評価する方針。
(総合版、水質汚染と水処理版 11号)


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最終更新日:2002/03/24