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○黄砂飛来当日 ぜんそく急増

 京都大学の金谷久美子医師と伊藤功朗助教授らは、黄砂が中国から飛来した当日は、児童のぜんそくの発作で入院するリスクが3倍以上に高まることを突き止めた。黄砂が微生物や大気汚染物質を運ぶことは知られていたが、こどもらの健康に影響を及ぼしていることがわかったのは初めて。
調査によると、黄砂当日に入院するリスクは普段の1.9倍、小学生に限ると3.3倍と高いことがわかった。調査期間は2005〜09年の2〜4月。調査場所は、富山県内の基幹8病院で、ぜんそくで入院した1〜15歳の計620人について調査した。
(総合版 30号)

○京都大文字焼き 薪を2割減に ナラ立ち枯れで延焼防止

 「京都五山送り火」で大文字山に増えた立ち枯れのナラの木に、送り火が飛び火して延焼する可能性があるとして、薪の本数を昨年より2割減らすと大文字保存会が決めた。
京都大阪森林管理事務所によると、大文字に隣接する国有林で09年度には47本の枯死が確認されている。ナラの立ち枯れは、カシノナガキクイムシが幹に穴を開け、幼虫のえさとして持ち込む菌が原因。
(総合版 30号)

○東京都 12年ぶりにレッドリスト改定

 東京都は、島嶼部を除く都内に生息する野生生物のうち、保護上重要な種などを掲載した「東京都レッドリスト」を12年ぶりに改定した。
それによると、アズマギクやゲンゴロウが絶滅したと判定、ニホンヤモリが区部で絶滅危惧種とされるなど陸域での悪化が目立った。一方、水質の改善により、カジカが区部でも確認され、生息域を広げるなど魚類で改善の傾向があった。記載種は1577種。98年版に比べクモ、甲殻・貝類を追加、274種に増えた。
(総合版、水質汚染と水処理版 30号)

○点検漏れの島根原発 再開めど立たず

 中国電力は、機器の点検漏れなどで停止中の島根原発の運転再開はめどが立っていないとした。3月に点検漏れや機器の未交換を発表して、1、2号機を止めたまま、点検が済んだのは半分程度。山下社長は、地元の反対が強く運転再開を申し入れる状況になっていないとしている。このまま停止期間が長期化する可能性がある。
(総合版 30号)

○中国、粉ミルクでホルモン異常か

 中国紙、第一財経日報によると、中国の乳製品メーカー、聖元栄養食品が製造した粉ミルクを飲んだ女の赤ちゃんに胸が膨らむというホルモン異常がみつかったという。
同社は、製品にホルモン剤など違法な物質は添加していないとの声明を発表、因果関係を否定している。
同紙によると、湖北省武漢市の生後4カ月の赤ちゃん。武漢市のほかにも、江西、山東、広東各省の乳児計3人にもホルモン異常が見つかったという。
(総合版 30号)


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最終更新日:2010/08/19