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○環境省 廃棄物処理のCO2削減

 環境省は、廃棄物処理やリサイクル分野の温暖化対策を強化するための対策を検討する。廃棄物対策と温暖化対策の両方に貢献する相乗便益(コベネフィット)を抽出し、温室効果ガスの排出量取引やカーボンオフセットを活用した資金調達などの方策を練る。
2010年の概算要求に反映させる。
(総合版、エコビジネス版 14号)

○環境省 望ましい生態系示す

 環境省は、50〜100年先の望ましい国土の将来像を描いた「全国エコロジカル・ネットワーク構想」をまとめた。守るべき生態系の具体像を示し、地域の保全計画につなげたい考え。
構想では、開発や人間活動の拡大で、各地で生物多様性が失われつつある現状を指摘。国土を五つの区分に分け、それぞれの地域で重要な地域を選定、地図上に表示した。
(総合版、水質汚染と水処理版 14号)

○東京都 断熱材に含まれるフロン類 高温焼却

 東京都は、古いマンションやビルの建材用断熱材を廃棄する際、埋め立て時に多くのフロン類が大気中に放出されているため、フロンを分解する高温所客処理を求める方針を決めた。
都によると、1970〜80年代、ウレタンなどの断熱材の製造工程でフロン類が発泡剤として使用されたが、断熱材に含まれるフロン類の回収については法規制や業界の自主規制がない。
(総合版、エコビジネス版 14号)

○JAさが 消化剤を肥料にリサイクル

 JAさがは、家庭用消火器に使用される消火用粉末をリサイクルし、肥料にする技術を民間会社と共同開発した。ミカン用肥料として今秋から導入を目指す。
共同開発した肥料には、加工済みの消火器粉末を10%配合しており、現行価格より20キロ当たり100〜150円値下げできるとし、今年2月には肥料銘柄として農林水産省に登録した。
(総合版、ゴミとリサイクル版 14号)

○総務省、携帯回収 顧客にボーナス 事業者に要請

 総務省は、使用済み携帯の回収率を高めるために、携帯電話事業者などに対し、端末提供者に現金の代わりに利用できるポイントの付与や、新端末購入時の割引など得点を提供するよう求めていることがわかった。
携帯電話には貴金属や希少金属(レアメタル)が多く含まれており、「都市鉱山」とも言われているが、回収台数は年々減少しているのが現状。このため、同省は携帯リサイクルの推進を図るには、奨励策が必要と判断した。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 14号)

○マングローブ 大量の漂着ごみで枯死

 沖縄県・西表島に広がる国内最大のマングローブ林で、大陸からの漂着ゴミの影響によると思われる枯死が相次いでいる。
西表島のマングローブ林に10年ほど前からペットボトルや漁具類など漂着ゴミが増え、海岸付近の木は根にゴミが絡みつき次々に枯死しはじめた。その結果、海岸線が交代する事態となっている。専門家は「危機的な状況、一刻も早い調査と除去が必要」としている。
(総合版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 14号)

○放射性廃棄物の5月試験再開 延期

 使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)の高レベル放射性廃棄物「ガラス固化体」の製造試験が中断している問題で、日本原燃は5月に予定していた試験再開が困難であると表明した。溶融炉内の耐熱レンガが損傷した問題の解明が進んでいないのが要因。そのため8月に予定していた完工時期も大幅に遅れる予定。
(総合版 14号)


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最終更新日:2009/04/09