メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2004年04月21日

トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
【前へ】2004年03月31日
【次へ】2004年05月12日

○農水省、植林によるCO2削減難航

 農林水産省は7日、中央環境審議会地球環境部会で、地球温暖化対策の一環として政府が推進している植林活動が目標通り進んでいないことを報告した。
政府の計画では、京都議定書の1990年比6%の二酸化炭素排出削減量のうち、3.9%を植林吸収分としてまかなう計画だった。ところが今回の報告で、削減分の3.1%しかまかなえていないことがわかった。農水省は「林業振興のための予算確保が困難であることが原因」としている。
(総合版、エコビジネス版 16号)

○文科省、排ガス装置放射性物質検出問題を調査

 文部科学省は6日、自動車の排ガス低減装置からウランやトリウムなどの放射性物質が検出された問題を重視、実態調査することを決めた。
商品名「セラマック21」(一部は「セラエース」)の中にはモザナイトを焼成して作られた固形物が100個以上入っており、ウランが自然界の2091倍、トリウムが854倍の濃度で検出された。装着している業者、自治体などから問い合わせが殺到している。
(総合版 16号)

○横浜市、シックハウスにガイドライン策定

 横浜市は7日、化学物質による空気汚染で体調不良を起こす「シックハウス症候群」に対応するべく、公共建築物シックハウス対策ガイドラインを策定し、運用を開始した。
ガイドラインは、学校、地区センター、図書館など市が建設、管理する建築物約1500施設を対象としている。使用建材の制限や定期的な化学物質濃度の測定、十分な換気の実施などを盛り込んでいる。
(総合版 16号)

○岐阜産廃放置、排出企業は5県180社

 岐阜市の産業廃棄物業者「善商」が産廃を岐阜市の山中に放置した事件で13日、善商に廃棄物を委託した企業は愛知県、岐阜、三重、静岡、滋賀の5県で計約180社に上ることが分かった。
岐阜市は今後も割り出しに全力を傾ける方針で、最終的には善商に委託した企業は200社を超えるものと予想している。環境省は、排出企業にも費用負担を求めることを検討している。
(総合版、ゴミとリサイクル版 16号)

○経産省、ブラウン管再生ガラスに品質規格化

 経済産業省は再生ブラウン管ガラス(CRT)の含有物測定方法、品質基準の規格化に着手した。日本メーカーの生産拠点が海外にシフトされていること、日本製品が6、7割のシェアを占めていることなどを考慮し、国際標準としての提案も視野に入れている。
海外でCRTに処理する場合、再生処理前のCRTはバーゼル条約の対象となる。そのため、CRTの移動をスムースにする為にも品質基準の策定が不可欠となる状況にある。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 16号)

○東京都、建設工事リサイクルマニュアル発行

 東京都は建設工事の流れに沿ってリサイクルの手順や、必要な手続きをわかりやすく説明した一冊のマニュアルにまとめ、発行した。
「住宅建設リサイクルマニュアル―建設工事編」は4章から成っており、図解、写真、図表を多用し、見た目にもわかりやすい構成になっている。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 16号)

○産官学一体、穴開いても瞬時に自己修復する遮水シート開発

 桐生市、群馬大学工学部、ワーテックス(安俊典社長)などが作る北関東産官学研究会が穴が開いても瞬時に修復する自己修復型遮水シートを開発した。ワーテックが「桐生遮水シート」の商品名で発売をする。
開発した遮水シートは3層構造で、真ん中の止水層の吸水ポリマーが浸透してきた水を瞬時に吸い取って、傷部分だけでなく外側のゴムシート面まで膨張して水の侵入を防ぐ構造になっている。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 16号)

○北海道、井戸水の8%で硝酸性窒素検出

 北海道が行った調査で、道内の井戸水の8%から硝酸性窒素が検出されたことが分かった。過剰な施肥や家畜のふん尿の処理が適切になされていないために、地下水が汚染されていることが原因と見られている。道では、2014年をめどにすべての地下水の環境基準達成を目指す。
高濃度の硝酸性窒素を含んだ水を飲用した場合、酸欠症状を起こす。ことに乳幼児はミルクで飲用するので発症例が多く、欧米では死亡例も報告されている。
(総合版、水質汚染と水処理版 16号)


トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
Copyright (C) Media Interface Co., Ltd.
最終更新日:2004/04/21