メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2003年12月05日

トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
【前へ】2003年11月18日
【次へ】2003年12月17日

○カルタヘナ議定書締結 遺伝子組み換え生物の国際取引規制

 政府は21日、遺伝子組み変え生物の国際取引を規制するカルタヘナ議定書を締結することを決定した。締結日(21日)から90日後の来年2月19日に発行する。すでに60カ国以上が締結、議定書は発行している。
カルタヘナ議定書は、輸入による遺伝子組み換え生物の種子の飛散などで、周辺の作物・生物に影響、混血種の発生を防止する目的にしている国際条約。
(総合版、エコビジネス版 46号)

○国交省、河川の生態系破壊防止で魚道を整備

 国土交通省は、河川整備による影響でサケやマスなどの遡上が阻害され、生態系の破壊につながっている現状を打開する為、全国規模でダムや堰に魚道を整備する方針を固めた。全国の一級河川で遡上が阻害あるいは困難とされている約2200カ所を対象に、指針に基づきさらに絞り込んだ箇所に05年度から着工する。
(総合版、水質汚染と水処理版 46号)

○三重RDF 調査委員会の最終報告まとまる

 三重ごみ固形燃料(RDF)発電所の爆発事故で、三重県の事故調査専門委員会は20日、最終報告をまとめた。それによると事故原因は、貯蔵槽内に入った水分を吸湿したRDFが、微生物発酵で発熱を始めたと断定した。発熱したRDFが自己発熱を繰り返し、220〜230度の発火点にまでに達し、発火。さらに発火に伴う不完全燃焼で、可燃性ガスに引火した可能性が高いとした。吸湿の原因や直接の火種が何だったのかは、特定しなかった。
(総合版、ゴミとリサイクル版 46号)

○国交省、自然再生事業で数値目標

 国土交通省は、人為的な開発で失われた河川環境を元に戻す自然再生事業で、今後5年間で300ヘクタールの湿地帯を全国に新たに生み出すという数値目標を設定した。
湿地の回復策は、これまで氾濫防止の為次々と直線化した河川を元に戻し、コンクリート堤防で分断された蛇行部(三日月湖)など河水流を復活させる。
(総合版、水質汚染と水処理版 46号)

○経産省、環境省 低濃度PCB汚染物対策委設置

 経済産業省と環境省は26日、低濃度のPCB(ポリ塩化ビフェニール)に汚染された絶縁油を含む重電機機への対策を探る為、専門家からなる「低濃度PCB汚染物対策検討委員会(事務局・産業廃棄物処理事業振興財団)」を設置したと発表した。来年度までに低濃度PCB汚染物処理の基本的方向を打ち出す方針。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 46号)

○京都府、硫酸ピッチ投棄で条例制定を検討

 京都府は18日、不法投棄が問題になっている硫酸ピッチについて規制する条例を制定する方針を明らかにした。現行の法律では不可能な軽油の不正製造現場のへの立ち入り調査や、不正軽油の廃棄命令を出す知事の権限などを条例案に盛り込むことで検討している。
(総合版、ゴミとリサイクル版 46号)

○宮城県 水道水源保全条例案まとまる

 宮城県議会の水道水源保全条例制定研究会(座長・小野寺初正県議)は19日、「水循環の保全及び再生に関す津条例」の座長試案をまとめた。
試案は、水源地を県が穂全地域に指定し、地域内での森林伐採、土砂採取、建物の建設が悪影響を及ぼすと判断した場合、開発の内容を変更できるとしている。森林伐採や産業廃棄物処分しょう建設を規制するのが目的で検討を重ねてきた。
(総合版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 46号)

○新潟上越市、水源林400本皆伐

 新潟県上越市が、市指定の水源保護地域の森を約1100平方メートルにわたり約400本を皆伐していたことが分かった。「水源涵養に効き目のある樹木に植え替えるため」としているが、皆伐した周辺地域は豪雪地帯で地滑りの起こりやすい地層。皆伐された場所は地面がむき出しになっており、雨で表土が流れているところもある。約1キロメートル下流には、水道水源と発電用のダムもある。
上越市側は、切ったのは細い木で水道水源保護審議会に視察してもらった結果、この場所に植林することになった。大切な木は守っているとコメントしている。
(総合版、水質汚染と水処理班 46号)


トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
Copyright (C) Media Interface Co., Ltd.
最終更新日:2003/12/05