メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2003年10月23日

トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
【前へ】2003年10月08日
【次へ】2003年11月05日

○南極のオゾン層、破壊量過去最大規模

 気象庁は9日、南極上空のオゾンの破壊された量が過去最大規模になっていると発表した。またオゾンホールの大きさも、過去2番目の記録に達した。通常オゾンホールは、11月後半から12月に消滅するが今回は、オゾン量に回復の兆しが見えないと気象庁は言っている。
(総合版、エコビジネス版 40号)

○兵庫県、ディーゼル車規制条例成立

 兵庫県議会は9日、大型ディーゼル車の運行を規制する条例を可決した。条例による規制開始は来年10月1日からで、「自動車NOX(窒素酸化物)・PM(粒子状物質)法」の排出基準をクリアしていない総重量8トン以上の大型車は指定された区域を走行出来なくなる。
(総合版、エコビジネス版 40号)

○日本産野生トキ、絶滅

 国際保護鳥である、日本産のトキが絶滅した。新潟県佐渡島・新穂村の佐渡トキ保護センターに収容されていた「キン(雌)」が10日朝死亡が確認された。死因は頭部脳挫傷であった。キンの推定年齢は35歳。人間でいえば100歳を越えている。キンの臓器は液体窒素で冷凍保存される。
今後日本でトキがよみがえるかどうかは、中国から借り受けたトキがどの程度、繁殖していくかにかかっている。
(総合版、水質汚染と水処理版 40号)

○5省連絡会議、水循環計画報告書作成

 国土交通、経済産業、厚生労働、農林水産、環境の5省で構成する連絡会議は16日、人体や環境に配慮した健全な水循環システムの構築に向けた基本的な方向性や課題を示す報告書をまとめた。今後の水循環計画作りの「指針」として役立てる方針。
(総合版、水質汚染と水処理版 40号)

○北海道泊1・2号機停止、電力供給不足の可能性

 北海道後志管内泊村の北電泊原発2号機の一次冷却水漏れ事故で、北電が10日、1、2号機を同じ停止して点検することを決めた。
冷却水漏れの原因は、熱疲労。福井の敦賀原発で同じ原因で冷却水漏れが生じた時に、北電は「同じような事故が起きる可能性は低い」と説明していただけに地元の不信感は大きい。
(総合版 40号)

○滋賀県、環境配慮の営農家に助成金

 滋賀県は来年度から、環境に配慮した営農家に対し助成金を交付する。農薬や化学肥料を減らすと、除草などの負担が増加し、作物の収量は減少する。それを助成金で補填する「直接支払い」方式を導入する。
農業の自由化で競争が激化する中、他の作物との個別化を図り、消費者にアピール出来る農業を目指す。
(総合版、水質汚染と水処理版 40号)

○廃棄物処理計画、閣議決定

 2003〜2007年度の廃棄物処理計画が10日閣議決定された。家庭から排出される一般廃棄物は、再資源家率を現在の16%から5年後には21%に引き上げる。また、PCB処理は最終処分場の残余年数が少なくなっている現状から、含有量の多いトランスなどを優先に全国規模で処理できるようにする。
(総合版、ゴミとリサイクル版、エコビジネス版 40号)

○有害化学物質登録認定、EU「新法」を議会提出

 欧州委員会(EC)は29日、欧州連合(EU)議会に、有害化学物質を登録認定する新法を提出することがわかった。対象となる化学物質は3万物質。一定量以上を使用する場合、化学メーカーと輸入業者に化学物質のデータ提出を義務づけるとともに、特に強い毒性の物質を使用する場合は、安全性の立証責任を負わせる。
施行は2006年以降の見込み。ただし、非常に厳格な規制なので欧州産業界や日系企業からの反発も予想されている。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 40号)


トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
Copyright (C) Media Interface Co., Ltd.
最終更新日:2003/10/23