メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2003年08月29日

トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
【前へ】2003年08月06日
【次へ】2003年09月10日

○EU、代替フロン 2010年までに4/1に

 欧州連合(EU)は12日、地球温暖化に影響を及ぼす代替フロンの排出量を、2010年までに予測量の4/1削減する規制案を提案した。1年以内に発効する。代替フロンはオゾン層を破壊するフロンガスの代わりに使用されているが、二酸化炭素より地球温暖化を進めるとして問題になっている。
使用禁止まで含めた全面規制はEUが初めてのこと。
(総合版、エコビジネス版 32号)

○環境省、水環境の新指標を検討

 環境省は12日、河川・湖などの水環境に対し、従来の水質環境基準だけでなく、水量や生態系を含む「水循環」の観点から総合的な環境指標を作成する方針を固めた。水の汚染値だけを監視・規制するのではなく、降雨に始まる水の循環や土地利用も含めた視点で対応する。
まず来年度に、河川について評価・指標化手法を検討する。
(総合版、水質汚染と水処理版 32号)

○環境省、風力発電の許可基準を検討

 環境省は国立・国定公園内での風力発電用の風車の建設について、許可基準の検討を始めた。風力発電に適した立地は国立・国定公園内が多く、景観や自然環境に対する影響が懸念され、建設に対し、慎重を求める声も上がっている。
しかし、観光名所として、地域の活性化を望み、建設を推進する地域もある。
環境省としては、風力発電施設設置検討会を設置、地方自治体や電力関係者などからヒアリングをして、今年度内に許可基準をまとめる方針。
(総合版、エコビジネス版 32号)

○三重のごみ焼却・発電施設で爆発事故

 三重県多度町力尾にある同県企業庁のごみ固形燃料(RDF)焼却・発電施設「三重ごみ固形燃料発電所」のRDF貯蔵施設で19日午後2時15分ごろ、爆発があり、貯蔵施設の鉄製(約10トン)の屋根が約200メートル吹き飛んだ。この事故で屋根で消火作業をしていた消防士2名が死亡、1名が負傷した。この施設は14日未明に原因不明の爆発事故が発生し、4名が怪我をする事故があったばかりだった。
消防本部によると、当時、14日の爆発以来火種がくすぶり続けたため、18日から消防士が貯蔵施設上部から水を注入するなどの消火活動をしていた。
(総合版、ゴミとリサイクル版 32号)

○環境省、廃棄物海洋投棄規制条約批准に向け法改正

 環境省は18日、廃棄物の海洋投棄を規制するロンドン条約議定書を批准するため、来年の通常国会に海洋投棄汚染防止法の改正案を提出する方針を決めた。同省は中央環境審議会に法改正を検討する専門委員会を設置する。
ロンドン条約は72年に採択、96年議定書で全面改正された。
(総合版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 32号)

○経産省、環境にやさしい物つくり支援

 経済産業省は、「バイオプロセス」の実用化を推進するため、2004年度に新に菜研究開発支援制度を創設する。
支援の内容は、3年以内に実用化の見込みのある開発テテーマを提案してもらう「提案公募式」を採用。1件あたりの補助額は数千万円〜数億円。経産省は約20億円を来年度概算要求に盛り込む。
(エコビジネス版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 32号)

○北米・カナダ大停電、原発9基自動停止

 米東部時間14日午後4時(日本時間15日午前5時)ごろから、ニューヨークなど米東海岸や五大湖周辺の一部、カナダ南東部に及ぶ地域で大規模な停電が発生。停電地域は空陸の交通が一部まひし、ニューヨークではストップした地下鉄やエレベーターに多数の人が閉じ込められた。
また、停電に伴う送電不安定により、ニュウーヨーク、ニュウージャージー、オハイオ、ミシガン、の4州で、計9基の原子力発電所が自動停止した。
(総合版、エコビジネス版 32号)

○鹿沼市職員殺害事件 市職員の内部告発制度など7項目を提言

 栃木県鹿沼市の環境対策部幹部職員、小佐々守さん(当時57歳)が殺害された事件で、同市議会の百条委員会は18日、市職員による内部告発制度の導入など7項目の、再発防止ための提言が盛り込まれた調査報告書をまとめた。
ごみ搬入をめぐり、自殺した廃棄物業者と一部市職員が業者に有利なるように働きかけたり、業者から接待を受けるなど不適切な行為が判明している。
(総合版、ゴミとリサイクル版 32号)


トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
Copyright (C) Media Interface Co., Ltd.
最終更新日:2003/08/29