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○中央環境審議会、環境税導入の中間報告

 中央環境審議会の地球温暖化対策税制専門委員会(委員長、飯野靖四・慶応大学教授)は13日、温暖化防止のために2005年以降までの早い時期に、環境税を導入すべきだとする中間報告をまとめた。02〜04年と05年以降の2段階で対応するように提言した。
(総合版、エコビジネス版 24号)

○福井県知事、敦賀原発3・4号機増設受入表明

 福井県の栗田幸雄知事は12日の定例記者会見で敦賀原発3、4号機の増設を受け入れる方針を正式に表明した。知事は3、4号機の増設に関して、一番古い1号機の廃炉が条件としていた。日本原電は5月に廃炉を2010年中に行うことを約束していた。
(総合版 24号)

○厚生労働省、食品衛生法違反の輸入業者を公表

 厚生労働省は12日、検疫所の検査で残留農薬や添加物、細菌など食品衛生法の基準に違反した食品を輸入した業者の名前を同省のホームページで公表しはじめた。
今までは、具体的な事例の内容は公表していたが業者の名前は公表していなかった。
(総合版 24号)

○オクチルフェノールの、環境ホルモン作用を確認

 環境省は、工業用洗剤やプラスチックの原料であるオクチルフェノールに、魚類をメス化させる環境ホルモン(内分泌撹乱物質)作用があることを確認した。14日に開催された内分泌撹乱物質問題検討会で報告した。
オクチルフェーノールはノニルフェーノールに似た物質で、ノニルフェノールに次いで環境省の調査でその作用が確認された。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 24号)

○ビスフェノールA、親を通じて神経系に影響

 厚生労働省の研究班(主任研究者、白井智之・名古屋市立大学医学部教授)は、ビスフェノールAを、妊娠中や授乳期中のマウスに与えると、親を通じその子にも薬物依存性や行動異常がみられるとの実験結果を得た。14日の同省の報告会で発表した。
ビスフェノールAは、プラスチックの原料などに使用されている。
(総合版、エコビジネス版 24号)

○尾瀬・長蔵小屋、さらに空缶など600キロ投棄

 日光国立公園・尾瀬の山小屋「長蔵小屋」で旧別館を解体した時の廃棄物を不法に投棄していた事件で、福島県生活環境課と田島署は再度現場検証した結果、さらに圧縮した空缶など600キロを土中から発見した。
従業員は「尾瀬沼の水辺の下にも以前、空缶を埋めた」と話していることから、かなり前から恒常的に投棄していた可能性もある。
(総合版、ゴミとリサイクル版 24号)

○京都大学、宇宙太陽発電実用化に向け実験棟完成

 京都大学宙空電波科学研究センター(宇治市、松本紘センター長)に宇宙太陽発電所実験棟と実験システムが完成した。今後、宇宙太陽発電の実用化に向け研究をする。
宇宙太陽発電は、静止衛星軌道に大型の太陽電池パネルを打ち上げ、電気をマイクロ波に変換して地球に送るシステム。約5年後に実証衛星を打ち上げる予定。
(総合版、エコビジネス版 24号)

○田沢湖再生、国交省が水質検討委発足

 国土交通省は先月、田沢湖の水質を改善し、豊かな生態系にもどすための取り組みとして、専門家や行政関係者らで水質検討委員会を発足させ、初会合を開いた。
田沢湖は、太平洋戦争中の電力供給策として、強酸性の玉川の水を引き込んだため、固有種のクニマスなど生物のほとんどが死滅。「死の湖」となってしまっている。
(水質汚染と水処理版 24号)

○国立環境研究所、中国の渇水を衛星で調査

 国立環境研究所(つくば市)は、中国の科学院地理科学天然資源研究所と共同で衛星画像による中国本土の渇水を調査する。
衛星受信施設はほぼ完成し、今年度から衛星からのデータを解析するコンピュータモデルの整備などを進めている。貯水量データなど、得られたデータは実際の政策に反映されることになっている。
(水質汚染と水処理版 24号)


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最終更新日:2002/07/01