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○環境省 早大・慶大の電動バス事業採択

 環境省は、産学官が連携し環境先端技術の普及に取り組むモデル事業に、早稲田大学と慶應義塾大学が主導する電動バスプロジェクト2件を採択した。バスの試作や実証実験に対し、2件合計で7億円を支援する。
早大のプロジェクトには、埼玉県や本庄市、昭和飛行機工業などが参加、慶大には、神奈川県やいすゞ自動車、東京電力が参加する。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○岩手県・八幡平の元牧場 森林に戻す試み

 八幡平市と林野庁岩手北部森林管理所が取り組んで、放牧が行われなくなった牧場を低コストで元の森林に戻す実験を行っている。自然に植生が回復するのを待ったり、種や苗木を植林したりとさまざまな復元方法を比較検討し、最適な方法を探る。
実験が行われているのは、「丑山牧場」と「根石牧場」の二ヶ所。ただし、両牧場には小動物が生息しており、生態系への影響についても慎重に検討する。
(総合版 28号)

○エチゼンクラゲの大発生 温暖化と乱獲が原因

 豪・クイーンズランド大学などのグループの調査結果によると、エチゼンクラゲは世界各地で頻繁に大発生するようになってきているが、その原因はクラゲを食べる魚の乱獲や、温暖化による海水温の上昇が原因になっているという。
ベーリング海ではニシン類、ナミビア沖やカスピ海、日本海ではいわし類など、クラゲの幼生を餌にする魚が急減したことによる可能性が高いという。
(総合版、水質汚染と水処理版 28号)

○名古屋産大 家庭用風力発電機を開発

 名古屋産業大学環境経営研究所所長の清水幸丸教授は、強風時などに羽根が規定以上に回転して破損するのを防ぐ機構を搭載した高効率な小型家庭用風力発電機を開発した。最大出力は3キロワット。
今後は、同発電機の製造販売を請け負うパートナー企業を探し出し、市場に投入する方針。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○厚労省 30年ぶりに原発労災に2疾病追加

 厚生労働省は、労災対象とする放射線起因の疾病リストに、多発性骨髄腫と悪性リンパ腫を加える方針を固めた。国内外の最新の知見を考慮した結果。
リストは労働基準法施行規則で78年に定められた。疾病の追加は始めて。厚労省の76〜08年度の統計では、放射線起因の労災認定は計48件ある。
(総合版 28号)

○水俣病特措法が成立

 水俣病の未認定患者に、一時金や療養手当てを支給することなどを規定した特別措置法案が参院本会議で可決成立した。1995年の政治決着以来の救済拡大で今月中にも施行される。
一時金の額は与党案と民主党案では差があるので、法には明記しない。
原因企業チッソを補償専門の親会社と事業を継続する子会社とに分社化。子会社の利益や配当金を一時金の原資とする計画だが、制限を設けたことから、チッソは事実上、補償費用の多くを引き続き国の金融支援に頼ることとなる。
(総合版、水質汚染と水処理版 28号)

○漂着物処理推進法が成立 7月中に成立見込み

 海の漂着ゴミの処理を国が財政支援する海岸漂着物処理推進法が、参議院本会議で可決成立した。7月中に施行される見込み。
漂着ゴミは処理の役割分担があいまいだった上に、市町村の財政難で処理が進まなかった。推進法は市町村がゴミをしょりできるよう、国が必要な財政支援行うことを定めた。
(総合版、ゴミとリサイクル版 28号)


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最終更新日:2009/07/22