メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2006年07月26日

トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
【前へ】2006年07月12日
【次へ】2006年08月31日

○100年後 地球温暖化で梅雨明け大幅遅れの予想

 気象研究所グループのコンピュータ予測で、二酸化炭素(CO2)の増加で地球温暖化が進むと、日本の梅雨明けが大幅に遅れることがわかった。同研究所の楠昌司・気候変動研究部第4研究室長らは、約100年後にCO2が約二倍になると想定して日本の気候への影響を調べた。
その結果、日本の梅雨明けは約10日間遅れて8月にづれ込む可能性が高いことがわかった。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○東京都 ヒートアイランド対策推進

 東京都はヒートアイランド対策を推進するため、千代田区と連携して保水性舗装や屋上・壁面の緑化などを集中的に実施する。丸の内・有楽町地区など3地区で複数のヒートアイランド対策を実施した場合の効果をスーパーコンピュータを用いてシュミレーションするクールタウンモデル推進事業を創設した。また、屋上緑化などを推進する事業者に補助金を出すクールルーフ事業も合わせてスタートする。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○神奈川大学 産学連携で新燃料を開発

 神奈川大学の産学連携プロジェクトチームの田嶋和夫工学部教授をチーフをする研究グループは12日、窒素酸化物(NOX)、粒子状物質(PM)、二酸化炭素(CO2)などのガス排出量を大幅に削減できる環境対応型の新燃料「スーパー・エマルジョン燃料」の開発・実用化に成功したと発表した。
新燃料は、今年の10月1日から順次適用される排出ガス規制のすべての規制値をクリアしており、世界で初めての実用化となる。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○環境省 特定外来生物に3種追加

 環境省は14日、特定外来生物被害防止法で輸入や販売が厳しく規制される外来生物に3種を追加指定した。追加指定したのは、セイヨウオオマルハナバチとクモテナガコガネ属とヒメテナガコガネ属。9月1日から適用される。この追加指定により、特定外来生物は計83種類となった。
(総合版 28号)

○青森・六ヶ所村 体内被爆問題で報告書

 日本原燃は11日、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で二人目の協力会社作業員が体内被爆した問題で、調査結果の補正報告書を提出した。この中に、原燃社員が対象だった「技術・技能認定制度」を協力会社社員にも範囲を広げることが盛り込まれた。
原燃によると、作業に必要な技術の筆記試験と現場で必要な実技技能試験を行い、合格者に資格を与える。資格は3年ごとの試験で更新する。
(総合版 28号)

○青森核燃再処理工場 アクティブ試験 第二段階へ

 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)の最終試験(アクティブ試験)は全5段階のうち、第1段階を終了。経済産業省原子力安全・保安院は14日、第2段階に進むことを了承した。
しかしこの間、作業員の体内被曝事故を含む事故が多発しているため、安全の対策を徹底することが条件となっている。この結果、作業工程は約一ヶ月予定より遅れる見通し。
(総合版 28号)

○香辛料の殺菌に放射線 原子力委員会が検討

 原子力委員会の食品照射専門部会は13日、殺菌などを目的とした香辛料の放射線照射の評価・検討を始めるべきだとの報告書案をまとめた。
報告書案では、「化学薬剤(農薬など)の使用が環境への影響懸念から制限される方向にあり、食品照射は有効な技術の一つ」と明記している。
消費者団体は「必然性や緊急性がなく、安全にも問題がある」と反対している。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○知床 世界遺産指定から一年 観光客急増で自然への影響大

 北海道・知床半島が世界遺産の自然遺産として登録されて一年が過ぎたが、観光客の急増に対応しきれず自然への影響が出始めている。昨年の知床への観光客は前年より一割ほど多い249万人。
知床五湖周辺では、観光客に踏み荒らされて土がむき出しになったり、勝手に林の中に入り込んだりとマナーの悪さもあり、自然破壊が進みつつある。
観光客の立ち入りを制限する法律はなく、自粛を呼びかけるだけで実効性に乏しいのが現状。今後の法整備と観光客対策が必要となるのは必至の状況となっている。
(総合版 28号)


トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
Copyright (C) Media Interface Co., Ltd.
最終更新日:2006/07/26