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○ 「クリーン開発閣僚会議」 CO2削減案で6カ国共同声明

 地球温暖化防止の具体案を検討する「クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ」(APP)の第一回閣僚会議がオーストラリア・メルボルンで11、12日に開催された。参加6カ国は日本、米国、オーストラリア、中国、インド、韓国。
共同声明案によると、温室効果ガスの排出削減に関する数値目標は定めないが、電力など8分野の産業ごとに特別作業班を設置。CO2抑制技術を移転するなど具体的な行動計画を策定する方針を決めた。
(総合版、エコビジネス版  3号)

○ ガス協 10台の燃料電池でデータ収集

 日本ガス協会は日本電機工業会、日本ガス機器検査協会と共同で燃料電池をガス機器検査協会に設置した。一般家庭や業務用として設置するための規制緩和と大幅なコストダウンと機器の標準化を図ることを目的として、10台を設置データを収集する。さらに今後、一般家庭に普及することを念頭にさらなる安全性の検証も同時に行う。
(総合版、エコビジネス版 3号)

○ 石原産業 産業汚泥を30年前に四日市市に素掘りで埋め立て

 石原産業の「フェロシルト」に混入していた産業汚泥(アイアンクレイ)が73〜76年にかけて、四日市市の6カ所の素掘りの処分場に、計1万3000平方メートルが埋め立てられていたことが判った。処分場跡地には現在、民家や公民館が建っている。四日市市では、土壌や周辺の環境調査を開始した。
アイアンクレイは、酸化チタン製造時に残る有害物資を含んだ汚泥で「フェロシルト」に混入され、有害物質が各地で検出された。
(総合版、ゴミとリサイクル版 3号)

○ 敦賀の処分場問題 全撤去せずで 福井県が対策

 福井県敦賀市樫曲の廃棄物処分場問題で15日、福井県は全量撤去はせず、自然浄化を基本とした廃棄物対策と漏水対策を決めた。
漏水対策は処分場の全周に壁を設置、表面をシートで覆って漏水を防ぐ。廃棄物対策は空気や水の注入で洗浄効果や汚染物資の安定化を図る。
(総合版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 3号)

○ 伊豆・稲取温泉旅館組合 旅館の生ゴミをリサイクル

 東伊豆町の稲取温泉旅館組合共同連合会(金指光義組合長)は、各旅館で出る生ゴミを鶏の飼料にリサイクルして、鶏卵を旅館で消費するというリサイクルの環を完成させた。これまで生ゴミは、食品廃棄物として償却処分されていたが、養鶏場に併設された工場で粉砕、殺菌処理してトウモロコシなどと混ぜて飼料化する。さらに、鶏ふんや調理用の廃油は燃料に、償却灰は飼料や肥料にも生かされている。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 3号)

○ 伊豆沼のほとりで温泉施設計画 水質悪化懸念の声

 ラムサール条約に登録されている宮城県・伊豆沼(栗原、登米市)の近くで温泉を掘削する計画が持ち上がっていることがわかった。県は2月中旬に許可するかどうかを審議するが、法的には問題がなく、不許可にする理由がないという。
二階建て床面積約330平方メートルの民宿兼温泉施設を建てる計画で、地元男性が県に温泉掘削の申請を出している。
環境団体は伊豆沼の水質汚染につながるとして、県に許可を出さないよう求めている。
(総合版、水質汚染と水処理版 3号)

○ 神奈川県・厚木市 カーシェアリング始動

 神奈川県・厚木市の土木事務所で、車を会員制で共同使用する「カーシェアリング」事業が始まった。カーシェアリングとは、車を共同使用することで一台の車を効率よく使用、使用頻度を抑制するもの。
職員はICカードを使って開錠して利用する。カード発行手数料、基本料金と使用時間に応じて料金を支払う。6人の職員が一台のガソリン車を共同利用する。
(総合版、エコビジネス版 3号)

○ 京都大学 口を持つ細菌の生成に成功 ダイオキシン丸呑み

 京都大学大学院農学研究家の村田幸作教授(微生物学)らの研究グループは、ダイオキシンの分解能力を持つ細菌「RW1」に別の「口」を持つ細菌「A1」を移植、ダイオキシンを口で丸呑みする新たな細菌を生成することに成功した。
口を移植された新たな細菌は、高濃度のダイオキシンでも死滅しにくく、高い分解能力を維持することもわかった。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 3号)


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最終更新日:2006/01/25