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○CO2削減目標 12業界、昨年実績を下回る値

 10月に自主行動計画の削減目標引き上げを打ち出した21業界のうち、自動車やガス、石油など12業界は、実際には現状の排出量より甘い数値を新目標に設定していたことがわかった。
政府は、京都議定書で定めた約束の削減義務を果たすため、産業界に協力を要請した。しかしそのうちの12業界が05〜06年度の削減実績と比べると、12.9〜0.1ポイント下回る値を新目標に設定した。
(総合版、エコビジネス版 43号)

○ヤナの流木対策で、鮭の自然産卵増加

 山形県・鶴岡市内を流れる赤川で鮭の自然産卵が増え、羽黒橋に近い中州の浅瀬で産卵する様子が見られるようになった。
増水時にヤナを襲う流木対策で、赤川鮭漁業組合は管理しているヤナを10センチほど低くした。その結果、ヤナを乗り越え上流まで達する鮭が増えたためだ。ここ数年、下水道の整備で水質が改善されたため、赤川だけでなく苗津川、内川に遡上する鮭が増える傾向にある。
(総合版、水質汚染と水処理版 43号)

○洞爺湖でウチダザリガニ異常増殖 駆除数昨年の6倍

 北海道の洞爺湖で、特定外来生物に指定されているウチダザリガニが異常増殖していることがわかった。今年の駆除数がすでに昨年の6倍に達している。
在来の生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるため、環境省は駆除活動の強化を検討している。ウチダザリガニはフランス料理の食材として、1930年ごろにアメリカから摩周湖に持ち込まれ、その後道内の各地に持ち出され、洞爺湖でも一昨年の暮れにはじめて確認された。
(総合版、水質汚染と水処理版 43号)

○小笠原で外来巻貝が大繁殖 環境省把握できず

 小笠原諸島(東京都小笠原村)の父島で外来種の巻貝「ヌノメカワニナ」が大繁殖していることがわかった。在来の絶滅危惧種の巻貝「オガサワラカワニナ」は、駆逐されつつあるという。
地元では知られていながら、環境省では現状を把握できていなかったという。国立環境研究所などが小笠原諸島でヌノメカワニナをはじめて確認したのは、2006年12月。ところが環境省では初めて聞く名前でよくわからないといい、今後の対策もないのが現状。
(総合版、水質汚染と水処理版 43号)

○敦賀半島の原発 活断層を過小評価 保安院見直しを要求

 福井県敦賀半島周辺で確認された長さ1〜20キロの計31本の海底活断層のうち16本は、関西電力などが過小評価していることがわかった。原子力・安全保安院や原子力委員会は、自身規模の推定手法に問題があるとして見直しを要求している。
関西電力では、現在の方法で問題ないと思っていた。現在、どのような推定方法が妥当か検討している。来年3月には公表したいとしている。
(総合版 43号)

○国も原発周辺の活断層調査

 経済産業省原子力安全・保安院は、原発周辺の沿岸地域で地震を引き起こす断層の調査に乗り出す。電力会社が実施してる調査妥当性を確認するねらいがある。来年度から全国のいくつかの原発周辺で始めるとしている。
保安院の海域調査は、電力各社の調査や、地震の規模を左右する断層の長さの評価が妥当かを審査する目的で行う。
(総合版 43号)

○生協連合会 ペットボトル、再利用の試み

 首都圏を中心とする10生協で構成する「パルシステム生活協同組合連合会」が、神奈川や山梨の生協組合員の参加を得て行っているペットボトルの再利用の試みが注目されている。
実証実験に用いるリユースペットボトルは、パルシステムの子会社が開発した。同連合会は今年9月にこのリユースペットボトルを約2000本販売。組合員から空になったペットボトルを回収、洗浄、再度水を充填し販売。12月まで3回繰り返して同じペットボトルを再利用する。
(総合版、ゴミとリサイクル版、エコビジネス版 43号)


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最終更新日:2007/11/14